「メモの魔力」読了

PUBLISHED ON 2019年02月18日 — BOOK

3ヶ月前に手帳を買った。 スマホで完結してしまうこともできるけど、メモや筆記がもたらすメリットを漠然と感じていた。

デジタル(クラウド)のカレンダーとの同期はやっぱ面倒くさい。 現状、スケジュールや一言コメントを書く程度で活かしてるとは言い難い。 手帳を活かして人生を豊かにしたい、まさに本書がタイムリーだった。 基本アナログの手帳にフォーカスしてるけど、デジタルメモも並行して活用するスタンスになっている。

メモのHowToな部分はごく一部に留まっていて、 一番参考になったのは、◉や★などの記号を付与することで高速化・階層化・チェックボックス化ができること。 本書が推してる「抽象化」をまさに体現してるなと。

最近、可処分時間の奪い合いが凄いなと。 家族との時間・スキルアップ・テレビ・ネット・メディア・ゲーム。 スマホのホーム画面に並ぶアプリは、それぞれが小さなブラックホールのようなものだ。 情報が溢れて、誰もが好き勝手に言いたいこと言ってる昨今、自分にとって何が本質で何に取り組むべきか、自分と向き合い整理する時間を設けないといけない。 その時間の使い方を決めるが上位にある「可処分精神」「マインドシェア」。 何かを意図的に遮断して自分の限りある脳内を確保しないと高い集中は維持継続できない。

「ストーリーテリング」という言葉があった。以前読んだ「動画2.0」にも出ていた言葉。 これからの個人や組織は、自分が考え抜いて本心から出る考えや言葉がフォーカスされ、そしてそれが応援される時代。 これは非常に共感するし、自分も体現しようと思ってる。 恥ずかしがらずに声を大にして言っていきたい。

余談だが、著者が代表してる事業SHOWROOMは前職で担っていた事業の競合だった。 自社の方は4年続いた末閉じてしまったが、先方は未だに継続している。 それだけが理由ではないだろうけど、事業運営の動機である経営者の想いの差は大きいと今は思う。

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